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2011年11月16日

残された時間

おはよ~ございます。
今朝は…『寒~い』朝を迎えた ぼすお地方。
お天気良さそうなので お布団フカフカにしちゃいます。
ぼすおに快適な眠りを与えてあげたいからねぇ~。


キャンプレポも終了し 今日は かなり重いお話です。
ぼすおの現在の状態の報告。と共に この時 そして今のC想いを書き残しておこうと思います。

まず先週の火曜(8日) Cも ぼすおも同時に診察日でした。
Cは現状維持。可もなく不可もなく。 ホッ胸を撫で下ろし家に帰りました。

そして旦那が ぼすおの通院に同行してたので結果を聞くと…
1番恐れてたことが とうとう現実に。

ぼすおの病気『血管肉腫』は血管が破裂し(大小さまざま)出血し最後は出血多量で死へと。
体内に必要な血が無くなって死を迎えるんです。

小さな亀裂からジワジワ出血し少しずつ死へ向かうのか? 何らかの拍子に血管が破裂して一気に死へ向かうのか。
これは避けようのない この病気の経過です。

そうなる期間を少しでも延ばす為の治療でした。
完治のない ただ延命だけの治療。
これが治療って言えるのか? ぼすおにとって苦しい時間を延ばしてるだけじゃないのか?
何度も何度も悩んで ここまで来ました。

脾臓全摘した後 まだ転移はなかった。 たった2週間で肝臓に転移が見つかった。
転移しても出血してなければ 転移箇所を抗がん剤で攻撃して出血させないようにとの治療。

11月8日。とうとう ぼすお出血が始まってしまいました。

お腹にも血が溜まってしまってる。(抜いて調べたら血でした)
その影響で すごい貧血が出てました。(でも ぼすお見た目には何も変わりなかった)

来るべき時が ついに来てしまった。
今まで目に涙をうかべてしまうことは ありましたが泣く行為は我慢してました。
でも この結果を聞いた時 泣いちゃった。(ぼすおに見えない所で)

もう残された時間は あまりない。

この病気がわかった時から いつか こうなることは わかってました。
でも ぼすおは奇跡を起こす! きっと起こす! そう願ってました。そして本気で そう思ってました。
だから最初のうちはCも動揺して泣いたりしてる時がありましたが それからは明るい介護?でした。
病気になる前と何ら変わらず生活してきました。 以前に増して毎日笑って過ごしてきました。
ぼすおも それに応えてくれてた。 とっても元気でパピーの頃を思い出すようなイタズラも また始まって…

しかし病気は体内で静かに進行してた。これが現実です。

今回の出血を止める方法は1つだけ。手術すること。

でも もうしない。 結果がわかってるから。
手術に耐えられたとしても また同じことを繰り返すだけ。転移して出血して…

先生も方法を聞いたから言ってくれただけでメリットは無いと。もう手術は勧めないと。

それじゃ この先どうするのか?

もう あとどれだけの時間が残されてるのか わからないのに抗がん剤を続けるのか?
もう止めて ぼすお自身の生命力にまかせるのか?

どっちを選択したとしても最後の時は変わらない。出血多量…
どっちを選択したから長く生きれるのかも わからない。抗がん剤にはデメリットもありますからね。

そしてCが出した答えは もう治療(抗がん剤)をしない。
痛み 苦しみ 貧血の改善などできることは続けますが延命としての抗がん剤投与はしない。

ホントの来るべき時が来たら苦しまず穏やかに… そう願うしかない。
でも それまでは まだまだ一緒に笑って楽しいことして過ごしたい。そう決めました。

こんな状態の中 こんな気持ちの中で この日 ぼすおを連れてキャンプに行きました。
午後から出撃してきました。 ぼすおにとって負担になるのかもしれない。そう思いましたが目の前にいる ぼすおは元気いっぱいで旦那がお休みだと わかってるのでお出かけする気マンマンでした。

こんな状況だから出撃してきました。家族揃ってのラストキャンプ…
このキャンプの様子は後日UPいたします。


そして12日(土) ぼすお通院日。
血液検査とエコー。

血液検査。若干良くなってる数値があり。あとは横ばい。
お腹に溜まってた血。なぜだか無くなってる(ほとんど無い状態でした)
先生曰く 上手く吸収されたようですねって。ぼすお自分で自分の体の中に吸収したみたいです。
出血は微量ですが続いてるのは確かでした。
でもお腹に溜まってないってことは もしかしたらカサブタみたいな物ができて出血した場所がふさがったのか?血栓がうまく出血した場所に詰まったのか? 原因はわからないけど止まってる様子ですって。
お腹に血を溜まらせてた血管が なぜだか ふさがった様子です。

こんな状態になりながらも ぼすおは生きようとしてる。
そう思いました。

そして先生に 想いを伝えました。

『出血が始まったってことは もう長くはないですよね。抗がん剤続けて苦しい時間を延ばすだけになるのなら もう止めます』
『とにかく これから先 ぼすおが なるべく苦しまず最後の時を迎えさせたいと思っています』
『私達は1日でも長く一緒にいたいと思ってますが ぼすおが苦しいなら痛いなら もう これでいいです』

言いながら泣いちゃった。

先生は

『家族の気持ちに沿って最後までお手伝いさせていただきます』って。
『どこで見極めるかは家族が決めること』って仰いました。

『ただ 今現在のボスくんは抗がん剤を入れる体力(数値のことなど)は まだあります。
抗がん剤を入れたいと思っても いつか入れることさえできない日が来ます』

相談して今後を決めて下さいって仰いました。

そして最後に 

『獣医師としては最後までご家族と一緒にご家族が望む方向で全力でお手伝いさせていただきます』って。

有難い言葉でした。


そして家に帰ってCの想いは変わらず。もう抗がん剤は止めて ぼすおの生命力にまかせる。抗がん剤したって苦しい時間を延ばすだけ。それでなくても出血が始まって この先 肝臓も腫れてきて 出血も多くなってきて他の臓器を圧迫しはじめるのに その上 抗がん剤の副作用の辛さまで与えるのか? そんなこと させたくない。もういいよ。

旦那も同じ意見だと思ってた。でも違った…

もう1回だけ抗がん剤させてほしい。 

何言ってるのか わかんなかった。 どうして そんな答えになるのか わかんなかった。
あれだけ言ってたのに。ぼすおを苦しませるだけの治療はしないって。

旦那は この日の検査で溜まってたはずの血が吸収されてたのと血液検査の結果が良くなってたことで もう1度奇跡を願いたいって思ったようです。

ここにきて始めて旦那と治療方針が別れてしまった。

抗がん剤投与するなら15日(火)昨日です。 この日 土曜でしたので考える期間は3日間。
もう1回 お互い どうすれば ぼすおにとって1番良い選択なのか考えようってことに。

悩みました。色んなことを考えました。

残された時間
オイラは元気やで!!
11月8日 出血が確認されて6時間後くらいのお写真です。キャンプ場にて撮影



スイマセン。長くなってきましたので続きは明日にさせていただきます。


ぼすおにパワーを!元気玉を送ってやって下さい。
 ↓ ↓ ↓  今日も元気に過ごせますように…
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この記事へのコメント
大変でしたね 
気持ちは解ります
どちらを選んだとしても それは 一生懸命わが子のことを考えて選択したこと
ぼすお君のうれしそうなお顔 そしてCちゃん達家族が少しでも長く笑顔で居られますよう 願っています 祈っています
ワンコはえらいね いつも思う事 家族と一緒が良くて 家族の笑顔が好きで 余命なんて無視しちゃう
好きな事 沢山してね ぼすお君が笑顔でいられますように
今日も 明日も 良い日でありますように
元気玉 届け~~
Posted by ラッキーの母ちゃん at 2011年11月16日 11:23
こんにちは、

Cちゃん気丈に!

さみしいけど、いっしょにいる時間が大切ですよね。
Posted by 浅田軒浅田軒 at 2011年11月16日 11:31
初めまして、我が家も末期がんの闘病中のわんこがおります。
そして、これまでわんこ連れキャンプを楽しんでいたものです。
残り少なくなった時間の中、もう一度お外に連れ出すことは出来ないのかなと、闘病中のわんこがキャンプに行った記事を探していてこちらにたどり着きました。
ぼすお君とてもがんばっていますね。ご夫婦のことが大好きなんですね。
そして、ご夫婦もとてもがんばっていらっしゃいますね。
どうか最後まであきらめず、楽しい時間を過ごしてください。
私もことあるごとに泣いてしまいますが、一緒に闘いましょうね!!どうか心だけは負けないでください。

またお邪魔させて頂きます。。。。
Posted by matsu at 2011年11月16日 17:40
Cちゃんの気持ちはぼす君にもちゃんと伝わってるよ。
そして、もう一度と願うKちゃんの気持ちも。

痛いほどお二人の気持ちがわかるだけになんて言っていいのかわからないけど、1分1秒でも長くぼす君が笑っていてくれますように!!そう祈ってます。
Posted by mayumimayumi at 2011年11月16日 20:30
ラッキーの母ちゃんさんへ

わかってたことなのに 泣いちゃいました。
ダメだなぁ~。
もっと もっと強くならなきゃね。
先生も仰ってました。ワン仔はホントにもうダメだって思うまで前向きだって。でも 家族が悲しんでたりすると気持ちを察知してしまうって。
1つだけ嬉しかったこと。先生が この今の状態で これだけ元気で毛艶も良くて食欲旺盛ってことは日々を楽しく過ごしてることですねって。
何も不安も感じてないでしょうねって。
だからね これからも今までと変わらず楽しいことして やりたいことやらせて いっぱい食べさせて…
家族で笑って過ごします。
こんな事実を突きつけられてるのに ぼすおったら 元気なんですよ。
Cが見てても ホントに病気なの?って感じです。
今朝も ぼすお変わらず元気です。
いつも元気玉ありがとです。
Posted by CちゃんCちゃん at 2011年11月17日 07:55
浅田軒さんへ

大丈夫!大丈夫です。
ぼすおは まだ一生懸命生きようとしています。
ぼすおの意志を尊重してあげたい。
ぼすおが もう無理だ! もう いいよ!って言うまで笑って毎日を過ごします。それがCにできることだから。それしかCにはできないから。
ぼすお今朝も元気ですよ~!!
Posted by CちゃんCちゃん at 2011年11月17日 07:58
matsuさんへ

はじめまして。ようこそです。
そうですか… 同じような仔を持つ親としてmatsuさんのお気持ち よ~くわかります。ブログ拝見させていただきました。
ワン仔とキャンプ。
ぼすおの体のことを考えるとホントは連れていかないほうが良いのかもしれません。でも家の中だけにいさせて毎日毎日 あれはダメ。これもダメじゃ生きてても楽しくないんじゃないのかな?って。
楽しいことしててこそ生きてるって思うんですよね。
調子が悪い時は無理ですが元気そうならって思って連れて行きました。ぼすおも楽しんでましたよ。お目目がキラキラしてました。
心が折れないように。心は負けないように… そのとうりですね。
闘います。ぼすおが闘いをやめるまで一緒に闘います。
matsuさん。ありがとうございます。一緒に闘いましょうね!
Posted by CちゃんCちゃん at 2011年11月17日 08:07
mayumiさんへ

伝わってるかな?
伝わってるよね。きっと。
2人とも ぼすおにとっての1番を最善を考えてます。
その想いに変わりない。
けど 2番目に自分の気持ちは入ってしまうんですよね。
だから方針が食い違った。
きっとmayumi家も同じようなことが あったかな?
そして こんな状態も あったよね。
そして今がある。そうですよね。
いつか来る その時。想像できないくらい悲しいと思う。
でも その時まで笑って過ごします。 ぼすおが笑ってるからね。
いつも ありがとです。
Posted by CちゃんCちゃん at 2011年11月17日 08:23
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